すばやく開く
はじめに
開きたいファイルの名前や、編集したいプロジェクト内のシンボル(クラスや関数など)の名前はわかっているのに、大規模なプロジェクトの中からその場所を見つけるのは面倒なことがあります。すばやく開くは、その問題を解決するためにあります。
「すばやく開く」機能を使えば、ローカルプロジェクト内のファイル名やシンボル名を入力して、すぐにその場所にジャンプできます。インタフェースを呼び出すには、⇧⌘O (Shift+Command+O)ショートカットが利用できます。また、ファイルメニュー > すばやく開く > ファイルおよびシンボル内… からも見つけられます。
注: デフォルトでは、「すばやく開く」はNovaのメインウインドウに対して対照的な外観を使用し、目立つようになっています。ライトテーマではダーク表示され、ダークテーマではライト表示されます。これは 設定 > テーマ で変更できます。
使い方
「すばやく開く」は、Novaのインタフェースの他の部分の上に検索フィールドとしてポップアップ表示されます。探しているファイル名やシンボル名を入力するだけで、結果がリストに表示されます。
任意の結果をクリックして開くか、矢印キー でリストを移動し、Returnキー を押して選択した結果を開くことができます 。(最初の結果は自動的にハイライトされるので、そのままReturnキーを押すだけでその結果を開けます!)
検索範囲
デフォルトでは、「すばやく開く」はプロジェクト内のファイル名とシンボル名の両方を検索します。何がシンボル名と見なされるかは構文によって異なりますが、一般的にはクラス名、関数名、メソッド名、変数名などが含まれます。
不要な結果が表示されないように、「すばやく開く」の検索範囲をファイル名のみ、またはシンボル名のみに絞り込むことができます。シンプルにすべて、ファイル /、シンボル #、または開いているタブ内のシンボル @ のオプションを選択するだけで、現在の検索範囲を変更できます。また、検索クエリを /, #, または @で始めることで、それぞれファイル、シンボル、または開いているタブ内のシンボルに検索を限定することもできます。
さらに、以下のショートカットで「すばやく開く」を直接「ファイル」または「シンボル」の範囲で開くことができます:
- ⌃⌘O (Control+Command+O): ファイルをすばやく開く
- ⌥⌘O (Option+Command+O): シンボルをすばやく開く
これらのオプションは、ファイル > すばやく開く メニューにもあり 設定 > キーバインド で再設定も可能です。
プロジェクトを開く
Novaは すばやく開く機能でプロジェクトを開くこともサポート しています。このオプションは ファイル > すばやく開く > プロジェクト内… にあります。

最近開いたプロジェクトは自動的にここに表示され、ランチャーから開く必要なくすばやくアクセスできます 。また、ランチャーに追加した任意のプロジェクト名を入力して開くこともできます。
注: 設定 > ワークスペース で、ランチャーに追加されていなくても「プロジェクトをすばやく開く」がインデックスを作成するフォルダを指定できます。
インデックス作成
「すばやく開く」は、Novaのインデックス作成機能によって動作します。この機能は、プロジェクトのローカルファイルを調べて、ファイル名とそれらのファイル内で見つかったシンボルの両方のインデックスを作成します。Novaは、ローカルプロジェクトが最初に開かれたときにインデックスを作成しますが、プロジェクトのサイズによっては時間がかかる場合があります。アクティブなインデックス作成操作の進捗状況は、ワークスペースの上部に表示されます。

注: Novaはリモートサーバ上のファイルのインデックス作成をサポートしておらず、ローカルファイルのみを対象としています 。したがって、「すばやく開く」を使ってリモートファイルを開くことはできません。
除外ファイル
インデックス作成からファイルを除外することもできます。これにより、それらのファイルが「すばやく開く」の結果に表示されなくなります。
Gitリポジトリのあるプロジェクトで作業している場合、Gitによって無視されているファイルは、デフォルトでインデックス作成からも無視されます。 設定 > ファイル > 無視するファイルでグローバルに、または プロジェクトメニュー > プロジェクト設定からプロジェクトごとに、追加の無視ルールを設定することもできます。

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